
2022年に公開された劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」。
高木刑事と佐藤刑事、そして安室透(降谷零)の警察学校同期組がキーパーソンということで、過去と現在が絡んだ今までにないコナン映画になっています。
このページでは、劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」
- 事件の犯人
- 犯人の動機
- 結末
をまとめました。
【ハロウィンの花嫁】事件の犯人は爆弾犯プラーミャことクリスティーヌ・リシャール
劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」では、全部で5つの爆弾が絡んだ事件が起きます。
すべて犯人はプラーミャです。
そしてプラーミャの正体はクリスティーヌ・リシャール。結婚式を控えた花嫁です。
とある病院で村中努警視正はクリスティーヌ・リシャールと出会い、婚約・結婚をしたのです。
【ハロウィンの花嫁】プラーミャ(クリスティーヌ・リシャール)の犯行動機は?
プラーミャことクリスティーヌ・リシャールが爆破を行った動機は主に2つあります。
- 自分の姿を見た者・手がかりをつかんだ者を消そうとした
- プラーミャを狙う民間組織「ナーダ・ウニチトージティ」を一か所に集めて爆破・殺害しようとした
劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」ではプラーミャが関わった爆破事件(未遂も含む)が5つ登場します。
それぞれプラーミャの目的や動機が異なるので、詳しく説明していきます。
- 3年前に降谷零・松田陣平・伊達航・諸伏景光が遭遇した爆弾(未遂)
- 「揺れる警視庁1200万人の人質」の犯人が脱獄後、爆破される事件
- 警視庁前でタブレットが爆破した事件
- 廃ビルで少年探偵団たちが爆破に巻き込まれそうになった事件
- ハロウィンの渋谷に仕掛けられたカボチャ爆弾(未遂)
3年前に降谷零・松田陣平・伊達航・諸伏景光が遭遇した爆弾(未遂)
降谷零・松田陣平・伊達航・諸伏景光の4人が、萩原研二の墓参り後に遭遇した事件。
この事件で4人はプラーミャと対峙。
- 松田は爆弾処理にあたり
- 狙われた松田を守ったのが伊達
- プラーミャを追い詰めたのが降谷
- ピンチに陥った降谷の援護をし、プラーミャの右腕に銃を打ち込んだのが諸伏
最終的には松田陣平がプラーミャの爆弾を止めました。
公安警察が介入し、事件はただのビルのガス漏れ騒ぎとして処理。
この事件で自分の姿を見られたうえに、爆弾まで止められるという屈辱を味わったプラーミャは、降谷零・松田陣平・伊達航・諸伏景光の4人を消そうと計画します。
「揺れる警視庁1200万人の人質」の犯人が脱獄後、爆破される事件
「揺れる警視庁1200万人の人質」の犯人を脱獄させ、爆破したのはプラーミャです。
動機は、公安警察の降谷零・諸伏景光をおびきだすため。
降谷零・松田陣平・伊達航・諸伏景光の4人を消そうと計画していたプラーミャは、松田と伊達が既に死んでいることをつきとめます。しかし、公安所属の降谷零と諸伏景光の情報をつかむことはできませんでした。
そこで、松田陣平を死に追いやった爆弾犯(「揺れる警視庁1200万人の人質」の犯人)を脱獄させ、降谷零・諸伏景光をおびきだそうと考えます。
プラーミャの考え通り、脱獄犯を追ったのが公安。
プラーミャは脱獄犯につけた首輪爆弾を爆発させ、降谷零が風見裕也を助けている隙に降谷に首輪爆弾をつけました。
警視庁前でタブレットが爆破した事件
松田陣平の名刺を頼りに警視庁を訪ねたロシア人でしたが、持っていたタブレットが爆発。
タブレットを爆破させたのもプラーミャです。
爆発に巻き込まれたロシア人は、民間組織「ナーダ・ウニチトージティ」のリーダーであるエレニカ・ラブレンチエワの兄でした。
エレニカ・ラブレンチエワの兄は、3年前の事件でプラーミャに拘束されていたところを降谷・松田によって救出されたのです。それで松田陣平を探して警視庁を訪れていました。
エレニカ・ラブレンチエワの兄が持っていたタブレットは、プラーミャのアジトから盗み出したものです。
プラーミャは盗み出されることを想定していました。つまり罠。
プラーミャはタブレットと、タブレットを盗み出したエレニカ・ラブレンチエワの兄を爆破によって始末したというわけです。
廃ビルで少年探偵団たちが爆破に巻き込まれそうになった事件
クリスティーヌの友人に会うため、少年探偵団が待ち合わせ場所の廃ビルを訪れると、プラーミャの爆弾を発見。
間一髪のところで被害を免れます。
爆弾を仕掛けたのも、爆発させたのも犯人はプラーミャ。
動機は、警視庁前で起きた爆破事件でエレニカ・ラブレンチエワの兄が書いた大事なメモ(松田に渡すはずだったメモ)を子どもたちが見たかもしれない、と思ったからです。
プラーミャこと花嫁のクリスティーヌ・リシャールは、蘭とお茶をした際に、警視庁の前で起きた爆破事件の話を聞いていました。
ただ、どの子どもがメモを見た子どもなのかわからなかったため、全員いっぺんに始末しようと考えたのです。
ハロウィンの渋谷に仕掛けられたカボチャ爆弾(未遂)
渋谷の地形をうまく利用し、2種類の液体が道路を下って混ざるよう仕掛けた爆弾です。
動機は、プラーミャのことを狙う民間組織「ナーダ・ウニチトージティ」を一か所に集めて爆破・殺害しようと考えたから。
- プラーミャが引退する
- 村中が何者かに狙われている
といった情報を自ら流し、村中に近づくことで「ナーダ・ウニチトージティ」を誘い出すことに成功。
2種類の液体があと少しで混ざって、プラーミャの爆弾が爆発してしまう…というところまでいきましたが、間一髪で爆破の阻止に成功。
コナンたち、警察、「ナーダ・ウニチトージティ」のメンバーなどが協力して爆破を食い止めました。
高木刑事と佐藤刑事の結婚の結末は?
「ハロウィンの花嫁」で一番気になるポイントが高木刑事と佐藤刑事の恋の行方。
高木刑事と佐藤刑事はまだ結婚しないと予想していましたが、やっぱり結婚しませんでした。
予告動画でも流れていた高木刑事・佐藤刑事の結婚式は、目暮警部の同期・村中努警視正の結婚式に向けた予行演習。
村中努警視正の結婚式には脅迫状が届いており、警察と毛利小五郎が護衛をする予定でした。
そのため、仮で高木刑事・佐藤刑事の結婚式を開催して、不審人物が乱入してきたときの演習を行っていたのです。
参列していた人にはその事実が伏せられていたので、コナンをはじめとした少年探偵団、蘭たちは本物の結婚式だと思って参列していました。
事件後にはケガをした高木刑事が、佐藤刑事と救急車の中でキスをして、おしまいです。
エンディング後のオチでは、高木刑事の葬式を模した予行演習をしていました。
高木刑事はもちろん生きてます。
最初の結婚式の予行演習の、葬式版です。
あくまで劇場版「名探偵コナン」はifストーリーなので、原作より先に物語が進むことはありません。
- 「異次元の狙撃手」で原作より先にある事実が明らかになったり
- 「純黒の悪夢」で安室透と松田陣平の同期設定が明らかになったり
- 「ゼロの執行人」や「から紅の恋歌」で登場したキャラクターが後に原作に登場したり
- 「ハロウィンの花嫁」では新一・蘭が幼い頃に萩原達に会っていたという設定が明らかになったり
と、たまに例外もありますが。
高木刑事と佐藤刑事が結婚するとなると、2人の恋模様を描いた「本庁の刑事恋物語」が完結してしまうので、まだ2人の結婚は引っ張るみたいですね。
2人の恋模様を描いた「本庁の刑事恋物語」については、こちらの記事で詳しくまとめています。
>>名探偵コナン高木刑事と佐藤刑事の初登場・登場回・ラブコメ回まとめ
【おわりに】ハロウィンの花嫁(ハロ嫁)の犯人・動機・結婚の結末をネタバレ考察まとめ
劇場版「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」の事件概要や犯人、動機などをネタバレありでまとめました。
今作は高木刑事と佐藤刑事、警察学校組5人、少年探偵団、コナンなど登場キャラクターそれぞれに見せ場があり、うまくバランスの取れた映画になっています。
歌詞ありの「君がいれば」も流れていて、初期のコナン映画を思い出させる演出も良かったです。