漫画バガボンドは完結しておりませんが、なぜ連載を再開しないのか?書く気がないのが再開しない理由なのか?などSNSでは噂が広まっております。
バガボンドが完結していないのに打ち切りになったのか、いつから休載していて最新刊や最終巻の予定がどうなっているのか知りたいですよね。
こちらの記事では
- バガボンドの休載はいつからで完結している?打ち切りになった?
- バガボンドが未完結のまま掲載再開しない理由とは?
- バガボンドの最新刊の発売日はいつで何巻になる?
- バガボンドの完結は何巻になる?
などをまとめてみました。
結論は、作者の井上雄彦先生が体調不良とスランプにより休載が続き、他作品の制作で多忙だったからです。
バガボンドは完結した?休載はいつから?打ち切りの噂も
バガボンドは完結したのか?休載はいつからなのか?打ち切りの噂は本当か?
3つの疑問をまとめてみました。
- バガボンドは完結していない!
- バガボンドの休載はいつから?休載したまま9年が経過
- バガボンドは完結前に打ち切りの噂も流れた
順を追ってみていきましょう。
バガボンドは完結していない!
おはようございます☀
— Taka (@Bg5Gt) February 6, 2023
週末スラムダンクの映画観て来ました🏀
感想は…
やはりマンガが最高😑
これならスラムダンクじゃなくて完全新作の映画にした方が良かったんじゃないかな…
個人の感想ですよ。
それよりバガボンド完結させて😭 pic.twitter.com/v6Xy4yrMNE
バガボンドは2024年6月現在も完結はしておりません。
単行本の最新刊としては37巻まで出ており、最終ページも物語の途中で終わっております。
単行本になっていない雑誌掲載分が5話あるのですが、そちらのストーリーの中でも完結は迎えておりません。
休載期間が長く打ち切りになってしまった結果、完結を迎えたというSNSでの噂などもございますが、そのような完結の仕方もしておりません。
バガボンドは休載中ではありますが、打ち切りにも完結にもなっておりません。
バガボンドの休載はいつから?休載したまま9年が経過
37巻以降バガボンドが休載したままだから、その不満を乱暴にぶつけたくなるのも分かる。ただ私個人的には、そこに普遍的にある『生命』・『宇宙の理』を方便として刀に見立て、あるがままに描き切るための休載だと思ってしまうので、全く不満はない。 pic.twitter.com/4HBaFS7mhT
— Rin (@NatsuiroP) November 17, 2020
バガボンドの休載が一体いつからだったのか調べると、2015年2月の掲載を最後に長期休載となっておりました。
バガボンドは1998年から週刊モーニングで掲載開始しており、2004年に1年間と2010年に1年半の休載をしております。
1998年から3度にわたる休載があり、2015年からの休載は2024年現在で9年を迎えてしまいます。
2014年7月に発売した37巻を最後に最新刊の発売はしておりません。
バガボンドは完結前に打ち切りの噂も流れた
打ち切りではないか…バガボンド pic.twitter.com/mWZpLm20QU
— ずーちゃ (@zu_cha_fudousan) September 15, 2023
バガボンドは休載が多く、完結前に打ち切りの噂も出ておりました。
バガボンドを掲載している週刊モーニングではあまりにも休載期間が長い為、打ち切られてしまうのではないかという噂です。
また、休載のせいで打ち切りになり完結しないまま掲載が終わってしまったのではないかという噂もありました。
バガボンドの読者の完結や打ち切りの心配がSNSで噂となり広がったのだと思われます。
バガボンドが未完結のまま再開しない理由とは?噂や公式の発表
バガボンドが未完結のまま再開しない理由について5つ挙げてみました。
- 書く気がない
- スランプで書けない
- 作者の体調不良
- 連載ページの乱丁で出版社へ不信感を持ってしまった
- 他作品の制作・活動で多忙
それでは順番に見ていきましょう。
理由1:書く気がない
バガボンドが未完結のまま再開しない理由の1つ目として、書く気持ちが追い付かないからです。
バガボンドは井上雄彦先生の代表作である「SLAM DUNK」や車椅子バスケ漫画「リアル」の様な、現代に近い世界観とは真逆で精神的な世界観を表現しています。
作者の井上雄彦先生もキャラクターへの感情移入が強く気分が落ち込んでしまう事があるとインタビューで語っております。
バガボンドが未完結のまま再開しない理由としては書く気がないというより、書きたい気持ちはあるけれど書けない状態が続いているという事です。
理由2:スランプで書けない
バガボンドが未完結のまま再開しない理由の2つ目として、作者の井上雄彦先生がスランプに陥ってしまった事で執筆が止まってしまったからです。
クリエイティブでプロフェッショナルな世界、漫画家や小説家の方々は自身のキャラクターのセリフをうまく引き出せない事があるとスランプになってしまうようです。
さらに漫画家であればキャラクターを描く際の表情一つが腑に落ちなければ執筆に行き詰まり描くことが出来なくなる事が多いと言います。
バガボンドが未完結のまま再開しない理由としては、キャラクターの思考や言動、表情を生み出す事に苦悩し、スランプに陥ってしまった事です。
理由3:作者の体調不良
バガボンドが未完結のまま再開しない理由の3つ目として、2010年7月頃から作者である井上雄彦先生が体調不良の為休載になってしまったからです。
バガボンドが休載に入る前、2008年から2010年まで「井上雄彦・最後のマンガ展」を開催しておりました。
井上が体調不良を訴え、「バガボンド」が長期休載に突入することになったのは2010年10月ごろ。まだ休載前の2008年から2010年にかけて行われた「井上雄彦・最後のマンガ展」で主人公・宮本武蔵の最期を描いていた井上は、2010年の初めに自身のブログで「『バガボンド』は今年中に終わる」と連載終了を意識し始めたことを明かしていたが、そのことが逆に井上を追い詰めることになった。
引用元:「SLAM DUNK」井上雄彦、1年半にわたる「バガボンド」休載を語る…「マンガ家として一回死んでいるような気がするんです」|シネマトゥデイ (cinematoday.jp)
バガボンドの連載終了を意識した事で、代表作である「SLAM DUNK」のラストが自身の中で最高の状態で描けた良い完結だった事もインタビュー内でお話しております。
「一番いい終わりどきを逃したのかな」と作者の井上雄彦先生は話しておりました。
マンガ展で展示したイラスト「バガボンド宮本武蔵の最後」に繋がる、自身が最高の状態で描ける良い完結を迎える時期を逃してしまった様子でした。
バガボンドが未完結のまま再開しない理由としては、自分自身にプレッシャーをかけてしまった事が体調不良の原因のひとつであった事です。
理由4:連載ページの乱丁で出版社へ不信感を持ってしまった
バガボンドが未完結のまま再開しない理由の4つ目として、編集部のページ掲載ミスのまま雑誌が発売されてしまったからです。
2009年発売の週刊モーニングでは掲載されたバガボンドの1ページ目と4ページ目が入れ替わってしまうという乱丁がありました。
作者の井上雄彦先生はブログで「ありえない」と怒りをあらわにしながらも、読者にお詫びの言葉をかけておりました。
バガボンドが未完結のまま再開しない理由として、ありえないミスをしてしまった出版社への不信感が募ってしまい信用できなくなってしまった事です。
理由5:他作品の制作・活動で多忙
バガボンドが未完結のまま再開しない理由の5つ目として、アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」の制作が開始されたからです。
2022年~2023年には井上雄彦先生は原作者であり初監督を務めたアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」が大ヒット。
2023年には井上雄彦先生が熱心に応援していた、日本のバスケットボールがパリ五輪の出場権利を掴むという歴史的な年となりました。
アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」が石原裕次郎賞を受賞した際の井上雄彦先生のインタビューでは、別の作品の映画化を希望する声が多いとのこと。
バガボンドに関しては「映画化の前に連載を再開しろって話ですよね!(笑)」とアニメ映画という大きな仕事を終えてバガボンドの執筆に向かう意思表示が見えました。
「THE FIRST SLAM DUNK」の公式サイトではバガボンドについて「早く描きたいんです」というコメントも残していました。
週刊モーニングの公式ページでバガボンドは現在も「モーニングで連載中」と記載があります。
しかしバガボンドと同じく連載が休載中だった車椅子バスケ漫画「リアル」は2024年2月から不定期ですが連載を再開致しました。
作者の井上雄彦先生は2024年7月から始まるパリ五輪の日本バスケットボール熱が高く、バスケ漫画を優先したのではないでしょうか。
バガボンドが未完結のまま再開しない理由として、優先順位が他の作品にある為バガボンドの連載再開が後回しになっている事です。
バガボンドの最新刊は何巻で発売日はいつ?
バガボンドの最新刊は38巻で、連載を再開して2話分の掲載がされれば1冊分の話数となり発売が見込める状態です。
バガボンドの単行本には、約6~7話の掲載がされております。
1年半の休載後に連載を再開した際の雑誌掲載分である5話がありますので、単行本1冊分の話数が確保できるという計算です。
しかしながら2024年2月に連載を再開したのは車椅子バスケ漫画「リアル」だったので、バガボンドの再開と最新刊の発売は先延ばしになる可能性が大きいです。
バガボンド完結の最終巻は何巻?
バガボンドの完結はいつ頃になりそうなのか、そして何巻で完結を迎えるのかについて現在は未定です。
バガボンド37巻では農業編を終え、これからストーリーが大きく変わる寸前で終わっています。
2010年の初めに作者の井上雄彦先生は「バガボンドは今年中に終わる」と話していた事から、2010年に毎週掲載して完結していたとすれば最終巻は40巻くらいで終えていた予定になります。
バガボンドが休載前の2010年の時点では「巌流島の戦い」で完結を迎える予定でした。
しかし作者の井上雄彦先生の心境の変化からなのか、休載後には「武蔵が死んだときに物語は終わる」と完結について話しております。
原作でも武蔵は小次郎に巌流島の戦いで勝利しますので、完結時期に変化がみられそうなので最終巻は40巻よりも伸びる可能性があります。
【おわりに】バガボンドは完結してない!再開しない理由は書く気がないから?噂や公式の発表を追跡まとめ
バガボンドは完結してない!再開しない理由は書く気がないから?噂や公式の発表を追跡してみました。
- バガボンドは9年間休載中ですが、打ち切りや完結はしていない
- 体調不良とスランプにより休載が続き、他作品の制作で多忙だった
- 最新刊は38巻、連載再開して2話分の掲載がされれば1冊分の話数となり発売
- 最終巻は40巻よりも伸びる可能性
アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」が大きな話題を生み、大きな仕事を終えた作者の井上雄彦先生。
バガボンドと同じく休載していた車椅子バスケ漫画「リアル」が順調に掲載され始めた事にバガボンドへの期待がふくらみます。
次は是非とも9年間待ち続けている読者の為にバガボンドの執筆が再開される事を願います。